スマート取引取込で取引を登録できない
やよいの白色申告オンラインのシステム要件を満たした環境下において、スマート取引取込で取得済み取引データの取引手段を事業主借としたとき、借方の勘定科目で経費が登録できないときがあります。仮に取引手段を事業主借以外の普通預金あるいはクレジットカードなどにしてみると、取引を登録できます。
登録できない科目があるというエラー表示
やよいの白色申告オンラインの [スマート取引取込] > [サービスの連携] > [連携済みのサービス一覧] > [サービス取得の設定] で、取引手段の勘定科目を事業主借としました。口座からデータは取り込めましたが、取引の登録を確定しようとすると、「登録できない科目、取引日の取引が存在します。エラーの内容を確認してください。」というエラーを示すダイアログ表示と、「取り込みを許可されていない科目が選択されている取引があります。対象の取引は登録できません。」というエラー発生時に表示される「！」のアイコンが点滅。
エラー原因とみられる赤く反転したセルは、借方の勘定科目。ここは、経費の科目を当てていました。しかし、どの経費を試しても登録できません。経費は勘定科目のセルのプルダウンから選べる科目の範囲内です。
経費以外で登録できる科目
そこで、借方の勘定科目を経費以外の科目も試してみることに。すると、登録できる科目がありました。もしかすると、貸方の取引手段を事業主借にしているから、借方の勘定科目に経費は登録できないの？という推測。エラー原因の赤い反転表示部分に原因があるとは限らないかもしれない。
↓取引手段を事業主借でデータを取り込み、取引の登録を確定しようとすると、エラーで登録できない状態
取引手段の科目を変更
今度は、貸方の取引手段を、普通預金・クレジットカードのいずれかにして、借方の勘定科目を経費にすると、登録できました！サービス取得の設定で取引手段を事業主借とせず、仮に普通預金あるいはクレジットカードなどとしてデータを取り込めば、エラーを出さずに取引を登録できます。貸方の取引手段の事業主借を普通預金・クレジットカード以外の科目に変更してみたところ、借方が経費でも登録できるものがありました。
登録済み仕訳の修正
取引入力画面で、登録できた取引の仕訳を確認し、仮に普通預金あるいはクレジットカードとした科目を、手入力で事業主借に上書きしました。
やよいの白色申告オンラインは、複数の仕訳を一括編集することはできません。この作業は仕訳ごとに直す必要があります。ずっと無料で使えるプランがある「やよいの白色申告オンライン」の契約方法については「やよいの青色申告オンライン解約とやよいの白色申告オンライン契約までの流れ データ移行」に詳細。